ワインのご紹介

Still Wine

Harvest Moon 2023

Harvest Moon

 

近日発売

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天候に恵まれ、グレートビンテージとなった2023年のブドウで仕込んだ赤ワインです。

農花の畑でもたくさんのブドウが採れ、じつに合計9種類ものブドウが混ざった面白い赤ワインができました。

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2023年、定植して6年目の畑。9月は晴天続きで、色も濃く糖度も上がりました

 

全体のうち約4割は6種類の白ブドウ。皮ごと10日余り醸したところに、残り6割のカベルネフランを中心とした黒ブドウを投入、発酵後、一緒に絞りました。(赤白混ざっているので、ロゼ、と言いたいところですが、色も濃く赤風味が強いので、赤ワインと呼んでいます。)

 

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白ブドウは皮ごと醸し、10日あまり後、黒ブドウを添加しました(ツイヂラボ)

 

 樽とタンクに分けて約1年間の熟成を経て、2024年9月26の瓶詰前にブレンド。そのときに10%の亜硫酸を添加しています。

野生酵母のみで発酵。無濾過、無清澄。

よく熟したカベルネフランの果実味と土っぽさの中に、醸した白の風味も感じられるワインです。1,2年瓶熟させると、さらに豊かな風味を楽しめそうです。

 

醸造は、東御市・ツイヂラボ

長野・オーストラリア・ハワイの3拠点で、季節をずらして一年中ワインづくりを行うフライング・ワインメーカー、TAKAさんが、予想以上に採れすぎたブドウを余すことなく全部使って、おいしいワインにしてくださいました。

 

ブドウの内訳

【白ブドウ(全体の36%のうち)】

ミューラートゥルガウ 38%

バッカス 24%  

フルミント 17%  

プチマンサン 13% 

ソービニョンブラン・ヴィオニエ 8%

 

【黒ブドウ(全体の64%のうち)】

カベルネフラン 92%

カベルネソーヴィニョン・メルロ 8%

 

 

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バッカス、フルミント(2023年9月22日)、カベルネフラン(2023年10月3日)

 

どのブドウも、減農薬の中、元気に実って過去最高の収量となり、糖度もよく上がった年でした。2023年の豊かな実りの味わいを楽しんでいただければ嬉しいです。

 

生産本数 480本

醸造:ツイヂラボ

 

<ラベルに込めた思い>

2023年は、夫が長年勤めた会社で定年を迎え、時間もできたことから、5月以降のカベルネフランのお世話を任せました。夫は9月生まれ。英語で「Harvest Moon」は9月の満月のことで、日本でいう「お月見」に近いですね。大地の実りの感謝がこもった素敵な言葉だなと思います。

月が満ちて、夫の人生もひとつの実りを迎えたことから、これまで支えてもらった感謝を込めて、名付けました。(昨年8月には予想外の病に倒れるというハプニングもありましたが、収穫までにはすっかり元気になってくれて、ほっとしています。)

9月の畑は、実ったブドウの上に大きな月が上ります。そんな風景の秋の豊かさを、イラストに描きました。 

 

 

 

 

NUKAJI BLANC Macération 2023

3960円
NUKAJI BLANC  Maceración 2023

 

完売しました

  

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2023年は、2019年に植えたケルナーが初めてたくさん採れて、白はケルナー中心の醸しワインになりました。

醸しワイン(マセラシオン、マセレーション)とは、白ブドウを赤ワインの作り方のように皮ごと漬け込む手法で、「オレンジワイン」と呼ばれるつくりかたです。

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 豊作だったケルナー。光の当たり方で少しサーモンがかって見える美しいブドウです 

 

ケルナー40%
シャルドネ28%
ミューラートゥルガウ20%
リースリンク、ピノグリ、ゲヴェルツトラミネール 12%
これらを収穫時に選果し、手除梗でいっしょに仕込みました。(収穫の様子はこちら

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写真はミューラートゥルガウとゲベルツトラミネールを手除梗しているところ


アロマティックなケルナーが一番多かったせいでしょうか、果実味やしっかりした酸も残しつつ、シナモンや生姜の醸しの風味が爽やかに感じられます。
10℃くらいに冷やしても暑い日には美味しいですが、14~5℃くらいでも豊かな香りが楽しめます。
醸し期間は2週間ほどで、とても品のある味わいです。

樽熟成は5か月。瓶詰前に亜硫酸を10ppmだけ添加しています。

エスニックやカレーに合わせるといいかなと思っていたのですが、カニみそたっぷりつけた「ゆでガニ」、生山椒をピリリと聞かせた肉のソテーなどにも、ぴったりでした。

生産本数は、293本

醸造:テールドシエル

<ラベルに込めた思い>
5月には菜の花でっぱいになる糠地の写真を背景にしました。オレンジワインのすっきりとした味わいと爽やかな初夏のイメージを合わせました。
菜の花畑

 

 

 

 

 

 

 

Celebration 2022

3630円
Celebration 2022

 完売しました

 

 2022年10月に収穫された農花ヴィンヤードのカベルネフラン93%、プチマンサン7%のフィールドブレンド。ひと樽に満たない分量でしたが、ツイヂラボさんでワインにしていただくことができました。

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2022年、定植して5年目。たわわに実ったカベルネフラン

プチマンサンのみ手絞りで果汁にしてタンクに投入。野生酵母のみでステンレス発酵・熟成。無濾過、無清澄。

亜硫酸は、瓶詰前の澱引き時に5ppmだけ添加しました。おまじない程度の量です。

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6月の瓶詰時、タンクの底に溜まっていたオリ。美味しそうな酵母の香り。これで顔パックしたい感じでした。

果実味が感じられる爽やかな赤ワイン。酸落ちしない白ブドウのプチマンサンが、隠し味に効いています。抜栓の翌日にはまた味ががらっと変わって楽しめるワインです。 

生産本数は、179本

醸造:ツイヂラボ

 

<ラベルに込めた思い>

2021年冬の病気療養中に、畑の生命力を思って描いた「生命賛歌」の絵を使いました。病からの復活後、このワイン造りを支えていただいた方々への感謝を込めて「Celebraition」と名付けました。手に取っていただいた方々も、祝祭感あふれる機会に、楽しんで飲んでいたただけたら嬉しいです。

 

※大変少量なので、ご飲食店様用への先行のご案内はありません。ネットでの一般販売のみとさせていただきますのでご了承くださいませ。

 

 

NUKAJI ROSE 2022

3850円
NUKAJI ROSE 2022

完売しました

 

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2022年9月、農花ヴィンヤードの白系ヨーロッパ品種(ミューラートゥルガウ、シャルドネ、バッカスなど)を2度に分けて収穫し、その都度手除梗し、軽くつぶした粒の状態でステンレスタンクに投入しました。14-5℃の低温・還元的な環境で約4週間のマセラシオンの後、10月末に収穫したカベルネフランを20%弱を、同じように手除梗して投入。3日後粒にプレスして樽に移動しました。樽熟成は5か月。

亜硫酸は瓶詰前の澱引き時に20ppmを添加しています。

昨年は15パーセントほどを占めるバッカスがとてもよく熟し、ハチミツのような房ができました。

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完熟したバッカスの房

ケルナーやヴィオニエも少量加わり、白系の華やかな香りに、カベルネフランの酸が加わって、糠地ブランとは一味違った豊かな味わいを楽しめます。早めに抜栓しておき、ゆっくり変化を楽しみながらお飲みください。

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 1か月マセラシオンした白ブドウのタンクに、カベルネフランを投入 

 

生産本数は、312本

醸造:テールドシエル

 

 

 

 

 

Nukaji Rouge 2021

Nukaji Rouge 2021

完売しました

2021年秋に収穫された、農花ヴィンヤードのカベルネフランが約8割。糠地ワインハウスのメルロが約2割。

熟期の遅い白ブドウのプチマンサンも少しだけ入れて、いっしょに丁寧に手除梗し、仕込みました。(赤ワインの仕込みの様子はこちら

野生酵母のみによる発酵、補酸・補糖なし。無濾過・無清澄で、5か月間の樽発酵。瓶詰時に20ppmの少量の亜硫酸を加えています。

昨年のビンテージよりもしっかりしたワインになりました。

抜栓してから1時間ほど置いてから飲み頃です。どんどん香りとまろやかさをが増していきますので、その変化を味わうのも面白いです。

ステーキやソテー、照り焼きなどの肉料理はもちろん、鶏肉とゴボウの煮物などの和のおかずにも相性がいいワインです。

※保存料がほとんど入っていませんので、ワインセラーでの保管をお願いいたします。セラーがない場合、15度くらいの冷暗所で保管し、夏場には、野菜庫などの涼しい場所に置くことをお勧めします。

生産本数:285本

醸造:テールドシエル

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【ラベルに込めた思い】

糠地の絶景夕焼けポイント、「天池」からの燃える夕空の写真を背景に、畑から見える浅間山のシルエットと、秋に里を彩るコスモスを円でつなぎ、空と大地のつながりをイメージしています。美しい糠地の里に、ひとつひとつ手で植えて根付き、実らせたブドウから生まれたワイン。ラベルにも、糠地への思いをいっぱいに詰め込みました。

Nukaji Blanc 2021

Nukaji Blanc 2021

完売しました

2021年秋に収穫された、農花ヴィンヤードの白系ヨーロッパ品種を混醸しました。農花初の白のスティルワインとなります。

ミューラートゥルガウ、シャルドネ、ソービニョンブランを中心に、ケルナー、バッカス、ピノグリ、ゲヴェルツトラミネールなども少量入っています。

アルコール度数は11.8%。瓶詰時に20ppmの少量の亜硫酸を添加しています。

全房で搾汁。野生酵母のみによる発酵、補酸・補糖なし。無濾過・無清澄で、4か月半の樽発酵を経て瓶詰めされています。

白い花の香りがふわっと漂い、フレッシュ感もあるバランスの良いワインです。

昨年秋は体調を崩し、入院の合間の収穫になりました。たくさんの方々に雨の中収穫を手伝っていただき、感謝のキュヴェとなりました。 

ワインの仕込みの様子はこちら

生産本数:286本

醸造:テールドシエル

※保存料がほとんど入っていませんので、ワインセラーでの保管をお願いいたします。セラーがない場合、13~14度くらいの冷暗所で保管し、夏場には、野菜庫などの涼しい場所に置くことをお勧めします。

 

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【ラベルに込めた思い】

背景は、糠地の周辺に広がる黄金の棚田の写真です。このころには、里にはたくさんの渡りの蝶・アサギマダラが飛来し、幻想的な風景を繰り広げます。丸い円は、畑から見える浅間山のシルエットと、空と大地のつながりをイメージしています。美しい糠地の里に、ひとつひとつ手で植えて根付き、実らせたブドウから生まれたワイン。ラベルにも、糠地への思いをいっぱいに詰め込みました。

Nukaji Rouge 2020

Nukaji Rouge 2020

完売しました

 

2020年秋に収穫された、農花ヴィンヤードのカベルネフランが80%。糠地で昨年惜しまれつつも閉店された、ワイン畑の中のレストラン「サンヒルズ小田」さんのブドウ畑で大切に育てられたメルロが20%。この二種を丁寧に手除梗し、いっしょに仕込みました。(赤ワインの仕込みの様子はこちら

野生酵母のみによる発酵、補酸・補糖なし。無濾過・無清澄で、4か月間の樽発酵を経て瓶詰めされています。

生産本数は、295本。

アセロラ、木イチゴなどの果実の香りがふわっと広がる、透明感のある軽やかなワインになりました。ひと夏寝かせたことにより、味わいにまろやかさも増しています。

 

醸造:テールドシエル

 

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【ラベルに込めた思い】

糠地の絶景夕焼けポイント、「天池」からの燃える夕空の写真を背景に、畑から見える浅間山のシルエットと、秋に里を彩るコスモスをモチーフに、空と大地のつながりをイメージしています。美しい糠地の里に、ひとつひとつ手で植えて根付き、実らせたブドウから生まれたワイン。ラベルにも、糠地への思いをいっぱいに詰め込みました。

Pet Nat

DODO Pet Nat 2020

DODO Pet Nat 2020

 

完売しました

 

2020年秋、農花ヴィンヤードで初収穫されたぶどうからつくられた、農花最初の商品。

ミューラートゥルガウ、シャルドネ、ソービニョンブランを中心に、ライチのような香りのゲベルツトラミネール、ピノグリなどをフィールドブレンドしたペティアンです。発酵最後に同じ畑のカベルネフランの醪を加えているので、美しいサーモンピンクになりました。(仕込みの様子はこちら

野生酵母のみによる発酵、亜硫酸無添加、無濾過・無清澄の優しい味わいが特徴です。

醸造:テールドシエル

 

【ラベルに込めた思い】 

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About DODO Bird
ドードーは、16世紀末にモーリシャスで発見された飛べない鳥。よたよたと歩き、警戒心がないため人間に乱獲され、あっというまに絶滅してしまった、人間の業の犠牲になったものの象徴です。英語では簡単につかまってしまったその性質から、「のろま」「間抜けな人」の代名詞らしいですが、そのストーリー、姿かたちがなんとも愛嬌と哀愁に満ち、他人とは思えない親近感を、子どものころから感じていて、20代のころ、リトグラフで制作しました。ポイントは、おいしそうな、盛り上がった胸肉です。
「不思議の国のアリス」で描かれた姿が有名ですが、ほかにも絵画や映画、ゲームキャラ等のモデルとしても様々に描かれてきました。それだけ、なにか想像力を掻き立てる存在です。
愚直に、ていねいに、私もブドウの世話を続けていこうと思います。(園主 岡本)
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